愛人として生きる

独身の私と既婚者の彼 許されない恋だけれど…

逢瀬

彼の仕事が終わるのを 

近くのファーストフード店で待つ



この待っている時間も幸せ




ホットティーを飲みながら


ウキウキ ソワソワ


何度もトイレに立ち 何度もメイク直し




彼からのLINE通知で胸が高鳴る



【 これから出るよ 】




彼の車がある駐車場まで行く


どうしても 早歩きになる


なんなら 小走りになる





誰にも見られないように

ひそやかに 会う




『ごめんな お待たせ』


って 彼の弾ける笑顔




ただ こんなことが 幸せで




限られた数時間のデート



彼の運転で 少し離れたホテルに向かう