愛人として生きる

独身の私と既婚者の彼 許されない恋だけれど…

恋は落ちるもの

私が実感したこと


それは 頭で考えて気持ちをコントロール

なんてできないこと


好きになろうと思ってもなれない

嫌いになろうと思ってもなれない



恋は落ちたら 終わり





常識だとか 倫理だとか

わかっている


わかっていても 

どうにもならないことがある



どうにもならないほど

彼を好きになってしまった



仕事に行って 顔を見るたびに

笑顔で 話しかけてくれるたびに



もう 止まらなかった




私は彼に出会って 1ヶ月後

自分の想いを打ち明けた

彼との出会い

1年くらい前


私は失恋をした


突然 彼に振られた


結婚するかもしれなかった彼に 振られた





ボロボロになった私は 

余計なことを考える時間をなくすために


本業とは別にアルバイトをはじめようと思った




面接に現れた男性は 

その場所に似つかわしくないほどの

とてもカッコイイ人だった




『めちゃくちゃ可愛いですね

       可愛いし 綺麗だし…』




振られて自己肯定感が底辺になっていた私に

その人は とても褒めてくれた



『うちに来てくれてありがとう』



そう言って 握手してくれた




…その手の薬指には 指輪が光っていた…





話せば話すほど 引き込まれていく


これは 一目惚れだったのかもしれない